東北随一の霊山。その頂上に立つ山寺。
一段登るごとに煩悩が消えると言われる、
修行の道を通り、心地よい緑を感じながら、
一歩一歩進んでいく。
たどり着いた神聖な場は、
空気が澄んでいるだけではなく、
心が洗われるような不思議な空間。
時代を超えて、沢山の人が、
この空気を感じたと思うと、
とても不思議なロマンのようなものを感じる。
この山の中に建てた人たちは、
何を思っていたのだろうか。
何を感じながら気を運んでいたのだろうか。
修行僧たちは何を感じ崖を渡っていたのか。
そんなことに想いを馳せながら、
一段一段登り、
てっぺんから下に広がる景色を眺める。
電車などは違うだろうが、
この家屋に田んぼはきっと、
何百年もまえから変わらないのだろう。
やはり、この世界は浪漫がいっぱい。
こんな浪漫を感じられるのだから、
やはり、私は旅をしながら生きていきたい。